ジャンル・エリア : オブジェ | 城 | 福井 2020年06月09日
夏に向けて暑さが増す中、大野市城町の武家屋敷旧内山家と旧田村家に、それぞれ夏障子や風車などが飾られ、涼を感じられるスポットになっている。
訪れた人に写真を撮ってもらいインスタグラムなどで発信してもらおうと、大野藩の家老を務めた両家の屋敷で市が昨年から企画している。
旧内山家には、大野で以前使われていた夏障子を設置。和紙の代わりにヨシを入れた現代の網戸のようなふすまで、外から心地よい風が入ってくる。室内からは庭園を楽しめ、越前大野城を見上げる城見窓も設置される。
旧田村家には、昨年より100個ほど増やし512個の風車を配置。正面玄関と庭園に設置された木製の風車棚の中に色とりどりの風車が配置され、そよ風に吹かれてクルクル回り、訪れた人たちに涼を感じさせている。
市観光振興室の松浦悦子さんは「涼を楽しみ、癒やされに来てほしい」と呼び掛ける。設置は11月23日まで。今月18日までは県民だけが入館でき、市民は11月30日まで入館無料。
(山内道朗)