ジャンル・エリア : スポーツ | 富山 | 展示 2021年06月23日
黒部市は、県内での公道走行が行われなかった東京五輪聖火リレーのトーチとユニホームの実物を市民に間近で見てもらおうと、22日から市役所を皮切りに巡回展をスタートした。市の聖火ランナー、歌手兼チーズ職人のTomomiさん(39)と建設会社社長の朝倉泰宏さん(64)が市に貸与した。
3日に富山市であったトーチキス形式のセレモニーで、朝倉さんは市内から参加した14人の第一走者、Tomomiさんはアンカーを務めた。展示では2人が使ったトーチやユニホームの他、市内ランナーを紹介する写真パネルや、セレモニーの様子と市内9小学校の児童による応援メッセージの動画も披露される。
巡回展初日、市役所で開会式があり、Tomomiさんが大野久芳市長に、朝倉さんが中義文教育長にトーチを渡した。Tomomiさんは「トーチ購入を決めた1年前から市内の子どもたちにトーチに触ってもらいたいと思っていた」、朝倉さんは「五輪に参加でき、感無量。トーチを見て、五輪を目指す子どもたちが出てくればうれしい」と話した。
展示は市役所で25日まで。28日~7月12日に小中学校、同13~16日に保育施設、同16~20日に市総合体育センターで開く。 (松本芳孝)