ジャンル・エリア ： まちおこし | イベント | 石川　 2021年08月03日

御商印めぐりをしながらスタンプを集められるパンフレット（右）と小丸山城の御城印＝七尾市和倉町で

「集めて特典あり」ドンキ開業と相乗効果も期待

　地域の観光振興を目指す一般社団法人「ななお・なかのとＤＭＯ」は、七尾市中心部の４つの商店街を巡り御朱印ならぬ「御商印」を集めてもらうイベントを始めた。商店街の写真を写真共有アプリ「インスタグラム」に投稿し、商店街の良さを発信し合うキャンペーンも実施。来年２月２８日まで続け、誘客増につなげる。　（大野沙羅）

　ＪＲ七尾駅前の複合施設パトリアにディスカウント店「ドン・キホーテ七尾店」が開業したことに合わせ、市内のさらなるにぎわいを創出しようと企画した。商店街の飲食店や衣料品店、郵便局など幅広い店が協力。御商印ははがきサイズで、各店がはんこを手作りするなど個性豊かなデザインを施す。

　参加するのは一本杉通り商店街、東部商店街、中央通り商店街、リボン通り商店街にある計７４店。各店で３００円以上の買い物をすると店オリジナルの御商印を受け取ることができる。同時にパンフレットに付いた専用はがきに店のスタンプを押してもらい、３～７つ集めて応募すると、抽選で能登牛や七尾の特産品などが当たる。応募者１００人にはオリジナルのクリアファイルと小丸山城をデザインした御城印を贈り、同市馬出町の花嫁のれん館でもクイズに参加すると同様の品がもらえる。

　さらに、各店の情報を発信する公式インスタグラムをフォローし、商店街などで撮影した写真を「＃御商印めぐり」と付けて投稿すると、抽選で１０人に各商店街で使える４０００円分の商品券を贈る。

　スタンプを集めて応募できるパンフレットは、ＪＲ七尾駅や和倉温泉お祭り会館、各商店街の店などで配布する。ＤＭＯ職員のスミ・デウィ・デッサリさん（２４）は「御商印もスタンプもお店のこだわりがつまっていて、ストーリーがある。新型コロナウイルスの影響もあり、商店街を訪れる人が減っているので足を運んでみようかなという人が増えれば。一緒にまちを盛り上げていきましょう」と呼び掛けた。（問）ななお・なかのとＤＭＯ０７６７（６２）０９００