ジャンル・エリア : 動物 | 愛知 | 生き物 2021年09月21日
園内の長生きの動物を表彰する「長寿動物を祝う会」が20日、名古屋市千種区の東山動植物園で開かれ、イタチ科の「ラーテル」の2頭が賞状や好物のハチミツを受け取った。
表彰されたのは推定20歳のオスのフランと、推定18歳のメスのザビー。黒辺雅実園長は「ラーテルは甘いもの好きで雑食だが『負けない動物』とも言われ、襲ってきた肉食獣には丈夫な皮膚と爪で立ち向かう」と紹介した。
飼育係長の内藤仁美さんによると「2頭は人間なら80歳くらい」。飼育員からおり越しにお祝いのハチミツを与えられ、活発な動きで来園者を沸かせていた。国内でラーテルを飼育するのは同園のみという。
両親と訪れたみよし市の中学生(13)は「初めて見たけどスカンクにちょっと似てる。強い動物と戦うところも見てみたい」と興味津々の様子だった。
(鈴木沙弥)