ジャンル・エリア : 富山 | 展示 | 歴史 | 鉄道 2022年08月31日
戦後の立山観光と県内の鉄道の軌跡をたどる特別企画展「いざ、立山へ!-鉄道にみる立山観光-」が、立山町の立山博物館で開かれている。明治期以降の切符や各種パンフレットなどの資料約240点を展示している。9月4日まで。
4つのテーマに分けて展示。「そうだ、立山行こう!」のコーナーでは、信仰の山とされてきた立山に人々が登るようになった背景を説明。江戸後期以降に山絵図が作られ、案内人の手引きで人々が山頂を目指すようになったことや、戦時中は心身を鍛える目的で立山登山が推奨されたことなども紹介している。
「鉄道がやってきた!」のコーナーでは、明治初期に日本の鉄道が開通してからの歩みなどを紹介。「いざ、立山へ!」のコーナーでは、直通乗り入れ列車の運転ダイヤやヘッドマークなどの貴重な資料を並べて現代までをたどる。
担当の鈴木博喬副主幹は「近代の歴史との関わりから、立山と富山の観光に目を向けてもらうきっかけになれば」と話す。観覧料は一般200円、大学生100円、高校生以下と障害者は無料。(西川侑里)