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【石川】19日 町に笑顔の大輪を 宝達志水大花火

ジャンル・エリア : まちおこし | まつり | イベント | 石川 | 花火  2022年11月14日

大花火に向けプログラムを準備するメンバー=宝達志水町の東間会館で

大花火に向けプログラムを準備するメンバー=宝達志水町の東間会館で

■音楽スターマインやグルメ販売

 宝達志水大花火が19日午後6時から、宝達志水町の宝達志水総合体育館近くで催される。インターネットで協力を求めるクラウドファンディングで資金を集め、30分で約2500発打ち上げる。2019年で途絶えた地元花火大会を復活しコロナ禍で落ち込んだ町民を元気づける狙い。町民有志による実行委員会の井田昭雄事務局長(71)は「大勢の人に来て盛り上げてほしい」と呼びかける。 (松村裕子)

 ご当地グルメのオムライスや町キャラクターほっぴーさんをはじめとする10種類の創作花火を3発ずつ打ち上げる。火車やスターマイン、7号玉など盛りだくさんで、締めはオペラ「トゥーランドット」に合わせた音楽スターマイン。

 午後2時から花火打ち上げまでに体育館前で、ご当地グルメの販売や町内太鼓団体の演奏もある。くず湯や紋平柿の特産品、オムライスを販売し、豚汁を無料配布。ほっぴーさんや県観光PRマスコットひゃくまんさんも登場する。

 井田事務局長は「空気の澄んだこの時期の花火は色鮮やか。地元の伝統と味を楽しんで」と話す。

 資金はクラウドファンディングなど町のふるさと納税で募り、933件、1581万円が集まり、目標より多い890万円を確保できた上、来年の資金に76万円を回せた。

 町内全4560戸に配るプログラムには、了承を得た寄付者を掲載。プログラムは当日、体育館でも配る。当日は体育館周辺で交通規制がかかり、体育館そばに有料、宝達中や相見小周辺に無料の駐車場を設ける。

 雨天決行。強風時は20日に延期。

■「本日打ち上げ」と1週間早く誤放送

 宝達志水町は12日午前11時ごろ、町内の防災無線で、「本日午後6時から」と誤って花火の打ち上げを広報した。正午ごろ、放送は誤りで花火は19日とする訂正放送を流した。日の設定を間違えたのが原因。

 町民から数件、確認の電話があったという。