【本文】

  1. トップ
  2. お出かけニュース
  3. 【富山】店イチオシ味 互いに「推し」 富山 18日から共同販売

【富山】店イチオシ味 互いに「推し」 富山 18日から共同販売

ジャンル・エリア : まちおこし | イベント | グルメ | 富山  2022年11月16日

NIjIPAN=富山市西田地方町

NIjIPAN=富山市西田地方町

パン、こうじみそ、ますの寿司の3店

 富山商工会議所の共同販売事業「お店コラボLAB」が18日、富山市内のパン、こうじみそ、ますの寿司(すし)の3店舗で始まる。各店の商品を相互に販売する取り組みで、1つの店で他店の「イチオシ商品」が購入できる。共同販売は27日まで。 (坂本正範)
 
 地域の小規模事業者は良い商品があっても知名度不足で売り上げが伸びないことが悩みの1つ。事業を通じて地元の店や商品をPRし、販路開拓・拡大につなげるのが狙い。今年で2回目。

 事業に参加するのは、電気店が営むパン屋「NIjIPAN(にじパン)」(西田地方町)、創業明治30年の老舗「新村(しんむら)こうじみそ商店」(堀川小泉町)、オリジナル商品で知られる「吉田屋鱒(ます)寿し本舗」(安野屋町)の食品関連3店。富山商議所が希望を募って選んだ。

(上)新村こうじみそ商店=同市堀川小泉町で (下)吉田屋鱒寿し本舗=同市安野屋町で

 各店に特設ブースが設けられ、他の2店のそれぞれ4商品程度を販売する。例えば、NIjIPANはカヌレやメロンパン、新村こうじみそ商店はあんばやしのたれ、吉田屋鱒寿し本舗はおぼろ昆布のます寿しなどを提供する。消費者にとっては自宅から遠くてなかなか行けない店の人気商品を買えるメリットがある。
 
 この事業では中小企業診断士が陳列やポップの方法などをアドバイスし、販売技術向上を支援する。期間中に消費者にアンケートする予定。富山商議所は期間中だけでなく、事業終了後の「店同士の共同販売や商品開発といった独自の連携」(担当者)にも期待している。