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【福井】盆栽の美を和紙で表現 越前市で福井の玉村さん展覧会

ジャンル・エリア : 展示 | 福井 | 芸術  2022年11月16日

 

本物そっくりに和紙で作られた梅やツバキなどの盆栽=越前市の卯立の工芸館で

本物そっくりに和紙で作られた梅やツバキなどの盆栽=越前市の卯立の工芸館で

 福井市で理髪店を営む玉村一美さん(68)が和紙で作った盆栽の展覧会が、越前市新在家町の越前和紙の里卯立の工芸館で開かれている。来年2月20日まで。
 
 2000年から作り始めた。我流というが、はさみ1つで葉や花びらを切り、ごつごつとした木の幹は、細かくちぎった和紙を貼り合わせて表現。桜や梅、松、色付くモミジやカエデ、フキノトウなど本物そっくりの作品が生み出される。
 
 新作60点のほか、これまでに制作した和紙細工の盆栽も展示している。本物と見間違うほど精巧な和紙細工の盆栽に、訪れた人たちは興味深そうに見入っていた。玉村さんは「作品を見た人が、こんなのが作れたらいいなと思ってもらえたらうれしい」と話している。
 
 火曜日休館。午前9時半~午後5時(入館は午後4時半まで)。入館は大人200円、高校生以下無料。(清兼千鶴)