ジャンル・エリア ： オブジェ | 岐阜　 2022年12月20日

稲わらで作ったウサギのオブジェを見る親子連れ＝美濃加茂市山之上町のぎふ清流里山公園で

　来年の干支（えと）にちなみ、稲わらで作った高さ約３．５メートルのウサギのオブジェが１９日、美濃加茂市山之上町のぎふ清流里山公園前広場でお披露目された。

　農業を通じた地域振興に取り組む「わらアートチームぎふ」（今井省吾代表）が毎年制作しており、今年で８回目。ローマにある石の彫刻「真実の口」を模したオブジェ（直径約１．７５メートル）も作った。

　チームのメンバー１２人が、市内の田んぼから集めた稲わら約５００キロをシート状に編み、竹と木材の骨組みに巻き付けて約１カ月で完成させた。メンバーの渡辺祥二さんは「『兎（うさぎ）の登り坂』ということわざのように、物事が調子よく進むようにとの願いを込めた」。

　展示は来年２月末までの予定で夜間はライトアップされる。２４日午前１０時からは稲わらでウサギの置物を作る体験教室（定員１０人、５００円、要予約）がある。水曜休み。

　（問）ぎふ清流里山公園＝０５７４（２３）００６６

　（近藤晶）