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【静岡】24日の夜、掛川城に映像投影 掛川西、掛川工など5高校が計画

ジャンル・エリア : まちおこし | イベント | | 歴史 | 静岡  2022年12月20日

試写で障子越しの映像をチェックする高校生ら=掛川市の掛川城御殿で

試写で障子越しの映像をチェックする高校生ら=掛川市の掛川城御殿で

 高校生主体で掛川市の掛川城に映像を投影する「掛川城プロジェクションマッピング」が24日夜に開かれる。例年は天守閣をメインに行っているが、今年は修復工事中のため三の丸広場と御殿に投影する。冬の夜に城施設を複合的な光の演出で彩る。 (中野吉洋)

 掛川西、掛川工業を中心とした県内5校が、歴史などをテーマに映像作品を制作し、発光ダイオード(LED)を使った5色のスカイランタンも約100個を飛ばす計画。

 御殿では外側から障子に向けて約10分の映像を10回投影し、入場者は入れ替え制で内側から鑑賞する。16日夜、試写に臨んだ高校生たちは、格子状の障子越しでも見やすい映像の完成に向け調整を加えていた。全体的には日本らしい四季を表現する一方、中庭部分の障子ではクリスマス映像も投影する。

 三の丸広場のステージでは富岳館、静岡サレジオ、日大三島を含めた5校が連携し東海道五十三次の三島、原、府中、日坂、掛川各宿場の歴史と掛川三城(掛川城、高天神城、横須賀城)物語を約30分の映像にまとめ5回上映する。

 掛川西のパソコン部副部長(2年)は「三城物語はあまり知られていない伝説も盛り込んだ。資料集めに苦労したが見どころの一つになる」と語った。

 掛川城プロジェクションマッピングは2017年に始まり、市のシティプロモーション市民協働事業に採択されている。当日は午後5時にオープニングイベントがある。小雨決行。