ジャンル・エリア ： 温泉 | 石川 | 自然　 2022年12月27日

千里浜温泉郷への投票を呼びかけるポスター＝羽咋市のゆ華で

■しっとり柔らか美肌の湯、３施設ＰＲ

　羽咋市の千里浜温泉郷が、温泉総選挙（旅して日本プロジェクト主催）の女子旅部門にエントリーし、利用者や市民に投票を呼びかけている。２０２０年に活性化の取り組みが評価され総務大臣賞を受けたが、市の担当者は「美肌の湯といわれるなど泉質そのものがいいこともＰＲしたい。女性に注目されれば人気も上がるはず」と今度は女子旅部門賞を狙う。温泉施設を含む市内５カ所で来年１月１５日まで投票できる。（松村裕子）

　温泉郷は、ちりはまホテルゆ華（ばな）、ユーフォリア千里浜（千里浜町）、休暇村能登千里浜（羽咋町）からなる。ゆ華の湯は弱アルカリ性の炭酸水素塩泉で、せっけんのようにクレンジング作用がある。メタけい酸が通常の温泉の３倍含まれ、肌の新陳代謝を促進する。松林太一郎支配人は「紅茶のような琥珀（こはく）色でヒノキのような香りがし、肌がすべすべになる美人の湯。女性だけのグループの利用も多い」とアピールする。

　ユーフォリアの露天風呂には、多くのミネラルを含み美肌効果があるとされる医王山（金沢市）の戸室石という薬石を置いている。休暇村は、湯がしっとり柔らかで絹の肌触りと評判。一人でゆっくり入れて女性に人気のつぼ湯がある。

　温泉総選挙は温泉地活性化を目指す今年７年目のプロジェクト。９部門あり、女子旅部門には北海道や群馬、鳥取などの７温泉がエントリーする。３温泉施設以外の投票所は道の駅のと千里浜（千里浜町）とコスモアイル羽咋（鶴多町）。２月１５日までウェブでも１人１日１回投票できる。