ジャンル・エリア : グルメ | 甲信越 2023年01月19日
完全菜食のビーガンレストラン「つきのいえ」が、飯田市千代にオープンした。完全予約制で、ランチのみ営業。肉や魚、卵、乳製品は一切使わず、飯田下伊那地域に菜食という選択肢を広げることを目指している。
同店によると、地域内でのビーガンレストランは初という。ハンバーグステーキにカルボナーラ、唐揚げのキッズプレート、チーズケーキ-。メニュー表には全て菜食かと驚く料理名が並ぶ。記者もタルタルとレモンバターソースを添えたカツレツを試食。衣はサクサクして中身もジューシーで、大豆ミートで作っているとは、言われなければ気付かない。
有機野菜や無添加の調味料、フェアトレード商品の使用を心がけ、一部の料理はグルテンフリーでの対応も可能。今後は人員を増やしてカフェや夜営業、イベント開催も検討している。
レストランは、オーガニック食品の販売などを手がける市内の「てくてく」が運営。扱う商品を取り入れた料理の提供は、同社の長年の夢だったといい、代表取締役の阿部秀信さん(64)は「都会からわざわざ足を運んでもらえるようなお店になり、雇用の場の確保など、地域にとって有意義なことをしていきたい」と話している。
(問)つきのいえ=0265(49)0508
(二神花帆)