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【滋賀】豊郷の6ヵ所でひな人形 岡村本家や旧校舎群などで華やかに

ジャンル・エリア : まつり | 展示 | 文化 | 近畿  2023年02月21日

アニメにちなんだ創作ひな人形=豊郷町石畑で

アニメにちなんだ創作ひな人形=豊郷町石畑で

 3月3日の桃の節句を前に、豊郷町内の6カ所でひな人形を展示するイベント「とよさとひなめぐり」が開かれている。学生によるオリジナル展示や、町内の施設に縁があるアニメをモチーフにした創作ひな人形などが並んでいる。3月12日まで。

 岡村本家(吉田)では、古民家や蔵を改修、活用する県立大生の団体「とよさと快蔵プロジェクト」が、酒蔵の雰囲気を生かした展示を披露。白い布を敷いた木おけの上にひな人形を飾っており、多くの布が重なった美しさを強調している。

 豊郷小学校旧校舎群(石畑)の酬徳記念館では、東近江市の人形師東之湖(とうこ)さんが創作したひな人形を展示。旧校舎群が劇中の舞台のモデルだと言われているアニメにちなんだ「とよさと楽奏部」という作品で、太鼓をドラムに、琵琶をギターに見立てている。

 琵琶湖八景の一つ「『涼風』雄松崎の白汀(はくてい)」をモチーフにした作品では、女びなと男びなが柔らかな青色の衣装をまとっている。友人と2人でひな人形を見て回っていた町内の女性は「(衣装が)琵琶湖をイメージできるすごくきれいな色合いだった」と話した。

 このほか、称名寺(石畑)、伊藤忠兵衛記念館(八目)などでもひな人形を飾っている。

 (渡辺雄紀)