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【三重】「藤のガーデン」早くも開園 津・レッドヒルヒーサーの森

ジャンル・エリア : 三重 | 自然 |   2023年04月18日

例年より早く開園した「藤のガーデン」=津市高野尾町のレッドヒルヒーサーの森で

例年より早く開園した「藤のガーデン」=津市高野尾町のレッドヒルヒーサーの森で

 津市高野尾町のレッドヒルヒーサーの森で14日、「藤のガーデン」が開園した。例年よりも1週間ほど開園が早く、担当者は、今週末から来週中ごろにかけてが見ごろと予想する。

 5000平方メートルほどの庭園に13品種、76本の藤が植えてある。ガーデン事業部課長の村松潤一さん(42)によると、うち22本は2017年から約3年かけて、山梨県笛吹市の藤園から移植したもので、年々大きく育ってきているという。

 「甲比丹(かぴたん)藤」などのヤマフジ系では、見ごろを迎えている品種もあり、紫の花がそよ風に揺れると、藤の花特有の香りが漂う。藤で唯一現存するという八重咲きの品種「八重黒龍藤」は、他の品種よりも濃い紫色が特徴。職員の三枝二郎さん(49)は「ブドウのような見た目ですよね」と紹介する。

 市内から友人と写真を撮りに来た女性(76)は「入った途端に良い香りがした。良い写真が撮れた」と満喫していた。

 営業時間は午前9時半~午後5時で、木曜は原則休園。料金は大学生以上1200円、中高生600円、小学生以下は無料。5月上旬までの開園を予定しているが、開花状況によっては、早く閉まる可能性もある。(塩生衣菜)