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【石川】木場潟公園 東園地オープン 交流や学びの新しい場に

ジャンル・エリア : 石川 | 自然 | | 野菜  2023年04月24日

オープンした東園地の里山交流ハウス

オープンした東園地の里山交流ハウス

カフェ、足湯、農業体験も

 北陸新幹線県内全線開業が来春に控える中、小松市の木場潟公園に新たに里山の魅力を加え、農業や資源活用などが学べる「東園地」がオープンした。23日に完成式があり、関係者は新たな交流拠点に期待を寄せた。(久我玲)

 同公園の中央園地近く東側の雑木林を県が整備した。「新たな里山再生のモデル」を方針に掲げ、間伐材を活用しながら全体計画16.4ヘクタールのうち、現在5.3ヘクタールに施設が開設した。

 カフェや多目的ルーム、足湯を備えた「里山交流ハウス」、トマトなどの野菜や花を育て、収穫体験ができる「農業体験ハウス」、園内の間伐材を燃料に活用する工程を学べる「里山資源再生ハウス」の3施設のほか、木場潟や高架上を走る新幹線を望める展望デッキや遊歩道などを備える。

 完成式には県や市、地元関係者ら約130人が出席。馳浩知事が「都市公園として一層価値が高まり、県の観光交流の一大拠点になると確信している」とあいさつ。小松市の宮橋勝栄市長は「学び、遊び、体験の一つ一つが新たな魅力として加わり、ここで過ごす時間が非常に素晴らしいものになる」と感謝した。東園地の約半分の土地と桜を寄付した建機大手コマツに感謝状が贈られ、関係者が植樹した。

東園地の完成を祝いテープカットする関係者ら=いずれも小松市の木場潟公園で

東園地の完成を祝いテープカットする関係者ら=いずれも小松市の木場潟公園で

 県は6月2日まで東園地の愛称を募集している。同園地は、再生可能エネルギーなどについて学べる北陸地域で四例目の「次世代エネルギーパーク」として資源エネルギー庁が認定している。