ジャンル・エリア : 三重 | 神社・仏閣 | 自然 | 花 2023年05月30日
29日、三重県を含む東海地方が梅雨入りした。平年より8日ほど早く、昨年より16日早かった。県内でもどんよりした空が広がったが、雨粒が滴るアジサイを楽しむ人たちの姿も見られた。(橋場翔一、酒井直樹)
志摩市大王町の「大慈寺」では、アジサイが見頃を迎えた。
境内などには50種計1000株が植えられている。美しく咲き誇った様子に、友人ら8人で訪れた桑名市の主婦(72)は「梅雨入りと聞いて良いタイミング。しとしと雨が降って本当に雰囲気がある」と目を細めた。
鈴鹿市西庄内町の「鈴鹿ほたるの里」では、地域交流センター周辺やゲンジボタル観察用の遊歩道沿いを、紅色や紫色などのアジサイが彩っている。
地元の上野(かみの)自治会の各家庭で栽培しているものを持ち寄り、挿し木して徐々に増やし10年余りで計1500株になった。一足早い雨の季節の到来だけに、色づいたアジサイはまだ少なめ。
地元自治会長の大石徹也さん(79)によると、来月5日ごろに満開になりそうといい、「昼間はアジサイ、夜はホタルが楽しめる」と語った。