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【石川】ラベンダー 獅子吼の魅力に 女性4人が丹精、見頃

ジャンル・エリア : グルメ | 石川 | 自然 |   2023年06月22日

「ラベンダー和み」が手入れや管理をしているラベンダー畑

「ラベンダー和み」が手入れや管理をしているラベンダー畑

25日に摘み取り・ジェラート販売

 白山市八幡町の獅子吼(ししく)高原麓にあるラベンダー畑が、見頃を迎えている。さわやかな香りを漂わせる紫の花々は、同町などの女性4人が育てている。25日にはラベンダーの摘み取り体験や近くの飲食店「白山キッシュハウス QUI(クゥーイ)」でデザートを楽しめる催しを開くなど、ラベンダー畑を中心にした地域の新たな魅力づくりが進んでいる。 (安里秀太郎)

 畑には約200株のラベンダーが植えられ、遠目から見ると紫色のカーペットのよう。香りに引き寄せられミツバチやモンシロチョウが辺りを優雅に飛び回っていた。

 元々は休耕地だった。2018年、馬場友子さん(72)ら女性4人が「ラベンダー和み」を結成し、畑を借りる形で、ラベンダーを育て始めた。

 
「ラベンダージェラート」を紹介する高田慈之さん=いずれも白山市八幡町で

「ラベンダージェラート」を紹介する高田慈之さん=いずれも白山市八幡町で

 4人は休日や仕事の合間を活用しながら、冬には雪の重みで折れないよう支柱に茎を縛り、春先からは茎や葉が蒸れて生育が悪くならないよう剪定(せんてい)し、毎年きれいな花を咲かせている。

 休耕地を生かしたラベンダーの花畑は少しずつ広げており、馬場さんは「今年もきれいに咲いてうれしい。手をかけたかいがある」と笑顔。ラベンダーは今月いっぱいが見頃。

 25日の催しは、ラベンダーを50本摘み取れるほか、クゥーイ特製の「ラベンダージェラート」が食べられる。豆乳と米粉を使った優しい甘さで、かんきつ系のソースとラベンダーの花びらをあしらった1品。クゥーイの高田慈之(よしゆき)さんは「タイアップした商品で新しい名所にできれば」と話している。催しの参加費1100円。(問)クゥーイ076(214)6939