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【岐阜】海や馬、牛など「う」が付く題材の浮世絵 恵那・中山道広重美術館で企画展

ジャンル・エリア : 展示 | 岐阜 | 芸術  2023年06月29日

歌川広重の「魚づくし」をはじめさまざまなジャンルの作品が並ぶ会場=恵那市大井町の中山道広重美術館で

歌川広重の「魚づくし」をはじめさまざまなジャンルの作品が並ぶ会場=恵那市大井町の中山道広重美術館で

 恵那市大井町の中山道広重美術館で、企画展「うきよえ“う”づくし」が開かれている。海や馬、牛など、「う」が付く題材を描いた浮世絵約40点を展示している。7月23日まで。

 展示の中心は江戸時代の浮世絵師、歌川広重が天保年間に手がけた「魚(うお)づくし」シリーズ。魚が写実的に描かれ、狂歌という、しゃれや風刺を利かせた短歌が添えられているのが特徴だ。他にも、うちわを持った女性を描いた作品や、うたた寝する旅人が描かれた街道絵なども並んでいる。

 担当者は「難しく構えず“う”を探すのを入り口に浮世絵を楽しんでほしい」と来場を呼びかける。

 7月2日午前10時半から、学芸員による作品解説がある。事前予約すれば、解説ボランティア「幽遊(ゆうゆう)会」による作品ガイドをいつでも受けられる。

 入館料は520円(18歳以下無料)。毎週水、金曜は無料。休館は月曜(祝日の場合は翌日)。(問)美術館=0573(20)0522

 (安江紗那子)