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【長野】触覚と聴覚テーマに浮世絵 松本で2期に分けて展示

ジャンル・エリア : 展示 | 甲信越 | 芸術  2024年01月16日

作品を楽しむ来館者=松本市島立の日本浮世絵博物館で

作品を楽しむ来館者=松本市島立の日本浮世絵博物館で

 鑑賞する人に手触りや音をイメージさせる浮世絵を集めた「絵の中で触れる・聴く イメージして楽しむ浮世絵」展が松本市島立の日本浮世絵博物館で開かれている。3月24日まで。

 2月12日までは触覚をテーマにした「触れる編」。人、自然、水とのふれあいといった3章からなり、美人画を得意とした喜多川歌麿の作品など、江戸中期から明治初期の作品約70点が展示されている。2月14日から3月24日までは聴覚をテーマにした「聴く編」とし、作品を入れ替える。

 企画展を構想した学芸員の五味あずささんは「時代が変わっても、人間が備えている感覚は変わらない。感覚を通して当時の生活を追体験してもらいたい。浮世絵と親しむきっかけになれば」と話した。

 月曜休館。入館料は一般1000円、中高大学生は500円、小学生以下は無料。(問)同博物館=0263(47)4440

(中尾聖河)