ジャンル・エリア : まつり | イベント | グルメ | 愛知 | 特産 2023年06月30日
安城市産の二条大麦を100%使ったビールが完成し、7月1日から市内で販売される。醸造した企業「安城デンビール」の担当者は「すっきりとした飲み口とフルーティーな余韻があり、思っていた通りの仕上がり」と手応えを感じている。(白名正和)
安城産業文化公園デンパーク(赤松町)内で、醸造所とレストラン「ホレ・フェスト」を運営する同社が、地元の農業の発展などを目的に発案。2021年11月から、市内の農家4人やJAあいち中央と協力して麦の栽培を始めるなど、開発に取り組んできた。
商品名は「DEN STAR BEER(デンスタービール) 安城ペールエール」。安城産ビールの完成という長年の願いがかなった喜びを、地元の夏の風物詩である「安城七夕まつり」になぞらえ、星を名前に取った。今年で70回目の節目を迎える同まつりを盛り上げる狙いもある。
デンパーク前の道の駅や、でんまぁと安城西部(福釜町)で販売する。1本330ミリリットル、600円(税別)。レストランでは、ジョッキやグラスでの提供も行う。担当者は「造り手や農家の思いが詰まっている。豊かな麦畑を思い描きながら飲んでほしい」と話している。
7月29日午後1時から、完成を記念したイベント「安城ビアフェスタ」を、アンフォーレ(御幸本町)で開く。県内の特色あるビールメーカーが集まる。入場無料。(問)安城デンビール=0566(92)7755