ジャンル・エリア ： グルメ | テーマパーク | 愛知 | 自然　 2023年07月25日

エアコン、Ｗｉ－Ｆｉを備えた宿泊施設＝瀬戸市南山口町のウッドデザインパーク瀬戸で

　テントの設営、道具の準備が不要で、豪華なキャンプが楽しめる「グランピング」を核とするアウトドア施設「ウッドデザインパーク瀬戸」が２３日、瀬戸市南山口町にオープンした。長久手市の愛・地球博記念公園のジブリパークから車で５分と近いことから、来園者の呼び込みも狙う。

　住宅リフォーム大手のニッカホーム（名古屋市緑区）の子会社が運営。岐阜・白川郷から移築された合掌造りの建物や馬小屋の長屋をリフォームし、施設のシンボルとする。手がけた熊崎雄基さん（３４）は「石を固定する粘土として土壁を再利用するなど、昔の人の建物の造り方や使い方にこだわった」と話す。

　広さ約９９００平方メートルの敷地には、エアコン、Ｗｉ－Ｆｉを備えた２～５人用の宿泊施設６棟のほか、６０席の日帰りバーベキューコーナーがある。同社が豊明市で運営する障害者の就労継続支援Ｂ型作業所「カミルレ」の商品を販売する雑貨店や、瀬戸市のご当地グルメ「てりかけ」などをテイクアウトできる店も。熊崎さんは「入園料は無料なので、グランピング以外でも遊びにきてほしい。親子連れらが自然に触れ合える場所に」と話していた。

　宿泊料は、バーベキュー、朝食、たき火体験付きで大人１万８千円から。日帰りバーベキューは同５千円から。

　（平木友見子）