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【富山】サウナ環境 ととのう富山 客室に「たる型」完備

ジャンル・エリア : グルメ | 富山 | 温泉 | 自然  2023年08月04日

たる型サウナ、水風呂(右奥)と宿泊棟がセットになった「グラッパ」=滑川市大林で

たる型サウナ、水風呂(右奥)と宿泊棟がセットになった「グラッパ」=滑川市大林で

▼滑川「Grappa」

 世は空前のサウナブーム。サウナを舞台にした漫画やドラマは多く、サウナ愛好家を称した「サウナー」や、サウナ、水風呂、外気浴(休憩)を繰り返すことで得られる恍惚(こうこつ)状態「ととのう」は、もはや一般用語に近い。ブームの高まりで、これまで脇役だったサウナにスポットを当てた施設、イベントが県内でも数々登場。個性化、多様化が進んでいる。(平井剛)

 滑川市大林に昨年12月に開業した宿泊施設「Grappa(グラッパ)」には、4棟の平屋建ての客室にたる型サウナと水風呂をそれぞれ完備している。宿泊客は他人の目を気にせずいつでも好きな時にサウナや水風呂が利用できる。

 周りは田園地帯で視界が開け、富山湾を遠望する。稲穂を渡る心地よい風が吹き抜けるため、従業員の女性(25)は「サウナで火照った体を冷ますにはちょうどよい」と語る。

 市内初のグランピング施設でもあり、バーベキューを楽しんだり、デッキチェアやハンギングチェアでくつろいだりもできる。

 サウナ好きのカップルや若者グループの宿泊利用が多いといい、従業員の女性(20)は「この夏はお盆を中心に予約が埋まっている」と話す。