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【富山】川、岩、金山…植物が生える力 魚津埋没林博物館で解説

ジャンル・エリア : 富山 | 展示 | | 生き物 | 自然  2023年08月03日

重金属にも耐えられるヘビノネゴザの鉢植え(手前)=魚津市の魚津埋没林博物館で

重金属にも耐えられるヘビノネゴザの鉢植え(手前)=魚津市の魚津埋没林博物館で

 魚津埋没林博物館(魚津市)の企画展「なんでそこに生えているの?~魚津のジオと植物~」が、同館企画展示室で開かれている。9月30日まで。

 市の地形、地質と植生の関係をパネルや植物標本などで紹介。早月川河口付近に生えるツルヨシ、アキグミ、オオバヤナギは本来、川の上・中流域に生える植物で、最後まで流れが速い川ならではの分布。

 石灰岩のアルカリ性の土地に生えるイワウサギシダやツゲ、岩の崖に生えるハクサンオミナエシやリュウノウギク、土石流が堆積してできた環境で生きる洞杉(どうすぎ)やオオフジシダなどを解説。重金属にも耐えられ、金山などにも生えるヘビノネゴザをはじめ、石灰岩地に生えるクモノスシダ、ツルデンダは鉢植えを展示している。入館料は高校生以上640円、小中学生は平日260円、土日・祝日は無料。 (松本芳孝)