ジャンル・エリア ： 甲信越 | 自然 | 花　 2023年09月14日

ススキの穂の向こうに広がるキバナコスモスの花畑。散策する人、写真撮影する人、みな笑顔だ

　安曇野市の国営アルプスあづみの公園堀金・穂高地区で、キバナコスモスの花が満開だ。オレンジ色の花畑が、「小さい秋」を探しに来た入園者の絶好の被写体になっている。見頃は９月下旬まで。（逢沢哲明）

　キバナコスモスの花畑は今年で７年目。里山文化ゾーンの「懐かしの風景エリア」内、計２．５ヘクタールに８０万本が植わる。１３日午前は晴れ間が広がり、残暑にもかかわらず、子ども連れやグループ、写真愛好家などが一面の花畑を縫う園路を散策したり、ベンチなどが置かれたフォトスポットで写真撮影を楽しんだりしていた。

　長女の１歳の誕生日記念にと、親子で訪れた女性（３４）＝松本市＝は「オレンジの花々の中に紫のコスモスの花も見られた。きれいで、いい思い出になったね」と娘を見やった。

　同地区では多彩な催しと体験プログラムがある「秋・コスモスの花フェスタ」を１０月１５日まで開催中。キバナコスモスと入れ替わりに、９月下旬からはピンクや白でおなじみのコスモスの花々が田園文化ゾーンで楽しめる。「敬老の日」の１８日は６５歳以上が、３０日と１０月１日は全員が無料で入園できる。休園は毎週月曜（祝日の場合は翌日）。（問）同地区の公園管理センター＝０２６３（７１）５５１１

今が盛りのキバナコスモスの花々。秋空にも映える＝いずれも安曇野市の国営アルプスあづみの公園堀金・穂高地区で