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【長野】猛暑は何処へ秋の装い、ヒガンバナが見ごろに 阿智の園原地区

ジャンル・エリア : 甲信越 | 自然 |   2023年09月29日

見頃になったヒガンバナ。バスで訪れる団体観光客らを楽しませている=阿智村で

見頃になったヒガンバナ。バスで訪れる団体観光客らを楽しませている=阿智村で

 阿智村智里の園原地区にある食事・豆腐生産の「信濃比叡門前屋」、信濃比叡広拯院一帯で、約3万株のヒガンバナが見頃を迎えている。

 門前屋の前で、かつての水田一枚に真っ赤な花が広がるほか、広拯院の参道や境内、近くの東山道・園原ビジターセンターはゝき木館周辺でもまとまって咲いている。観光客らが観賞したり撮影したりする姿が見られる。

 門前屋の運営会社を営む熊谷孝志さんによると、今年の咲き始めは例年よりやや遅めの今月中旬だった。通常だと10月上旬まで楽しめる。

 園原地区のヒガンバナは、熊谷さんが委員長を務める彼岸花管理委員会や住民組織が協力して2010年から植栽や管理をしている。阿智高校生が球根植えに参加したこともある。

 園原には、源氏物語第二帖(じょう)の名にもなっているヒノキの巨木帚木(ははきぎ)があり、今秋は源氏物語や帚木にちなんだイベントが村内で開かれている。関係者はイベント参加に合わせ、ヒガンバナも楽しんでほしいと呼びかけている。

 (近藤隆尚)