ジャンル・エリア : 動物 | 愛知 | 生き物 2023年10月27日
南米アマゾン川流域に生息し現存するネズミの仲間では最大種として知られるカピバラの親子が、名古屋市港区港明2の屋内型動物園「アニタッチ ららぽーと名古屋みなとアクルス」で人気を博している。
同園は、静岡県伊東市の伊豆シャボテン動物公園が国内各地でプロデュースする屋内型のふれあい動物園の一つで、今年6月に開業した。約280平方メートルの園内では、モルモットやナマケモノなど約30種が飼育されていて、ウサギなど10種とのふれあいが楽しめる。
3匹のカピバラの子は、8月に生まれた。当初は体長30センチほどだったが、すくすく育ち、現在は倍の大きさに。9月下旬にはスタッフに「ゆず」「ライム」「ミツバ」の名も付けてもらい、親子で風呂に入る姿などが、来園者から人気を集めている。乳離れの時期で、来園者は、イネ科の植物を与えて楽しむこともできるが、ときおり、母「ヨツバ」の乳に吸いつく愛らしい姿も見られる。
常滑市の会社員の男性(28)は、動物園初体験の長女(3)と訪れた。「娘は最初、お母さんを触っていたけど、子どもも触りたいと言い出した。やっぱり親子でいるとかわいくていいですね」と笑顔で話した。
加藤貴士店長(39)は「大きさや毛の柔らかさなど、近くで見たり触ったりしながら親子の違いを感じてもらいたい」と話した。
(高橋信)