ジャンル・エリア : 富山 | 展示 | 水族館 | 生き物 2023年12月05日
魚津市の魚津水族館は4日、主要水槽の富山湾大水槽にブリ40匹を搬入した。体長60~70センチ、重さ約5キロの香川県産の養殖物。飼育員10人が活魚車から水ごとすくえる特殊なたも網に1匹ずつ入れ、1階から素早く3階まで走って大水槽のバックヤードから直接入れた。 (島崎勝弘)
水族館によると、魚が傷むと病気になりやすくなるため数年に1度、補充している。今回は昨年2月以来の搬入。
富山湾のブリは水揚げとともに凍締(こおりし)めされるため、生きたまま搬入するのは難しく、養殖物を展示している。寄生虫対策として今後1カ月間は水槽の塩分濃度を下げる。
ブリは富山湾大水槽の目玉で、今回の40匹を加え50匹となった。飼育員の吉岡映美さん(27)は「(ブリを持って階段を走り上がるのは)大変だったけど、生きのよいブリが入ってきてくれてうれしい。ブリは富山湾の王者。立派なブリに育てていきたい」と話した。来年3月15日までは月曜日は休館。