ジャンル・エリア : 展示 | 工芸品 | 愛知 | 芸術 2023年12月04日
来年の干支(えと)「辰(たつ)」など新年を祝う晴れやかな図柄の絵馬が並ぶ「チャリティー絵馬展」が10日まで、豊橋市二川町の商家「駒屋」で開かれている。年末恒例の企画だが、運営メンバーの高齢化などにより今回で最後となる。
市内の小中学校の元美術教員や画家らでつくるチャリティー絵馬の会が主催。1979年に始まり、これまでの寄付額は約700万円にのぼる。
会場には同会の会員らが日本画や墨絵などでカラフルに竜を描いた絵馬65点のほか、豊橋伝統の張り子面や色紙、陶器が並ぶ。価格は500~5000円。
10日正午まで展示し、同日午後1時から販売を開始。購入順はくじ引きで決める。収益は市社会福祉協議会を通じ「歳末たすけあい運動」に諸経費を除き寄付される。同会代表の兵藤寛司さん(84)は「お正月を明るい気持ちで迎えられる絵馬ばかり。ぜひ購入して、慈善活動に協力してほしい」と呼びかけた。(問)駒屋=0532(41)6065
(鍵谷朱里)