ジャンル・エリア : 愛知 | 神社・仏閣 | 自然 | 花 2024年03月19日
南知多町内海の大宝寺でモクレンが見頃を迎え始め、多くの参詣者にやすらぎを与えている。27日ごろまで楽しめる。
白い花のハクモクレン、ピンクのシュモクレンなど計60本ほどが本堂付近や裏手の山、駐車場で美しい姿を見せている。
現在の住職吉井敬晴さん(58)からみて先々代が50~60年ほど前に植え始めた。年老いて枯れる木もあるといい、「モクレン募金」で参詣者に協力を求めながら吉井さんも数十年後を見据えて植樹を続けている。
この1年間では27本を植え、昨年は初めて黄の花のキモクレンも植えた。境内では大きな老樹で咲き誇る花と細い若木のかわいらしい花の対比も観賞できる。
吉井さんは「山でモクレンを見るといやされる。人工の音のない自然の中で楽しんでもらいたい」と話している。モクレンの咲く期間は、不定休だが抹茶の提供もある。(石井豪)