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コラム 花紀行

佐布里池の梅林

佐布里池の梅林

「東風吹かば匂い起こせよ梅の花 主なしとて春な忘れそ」
ある風の強い休日。
晴れ渡った空を眺めていたら菅原道真の有名な句を思い出し、
「よし」と思い立って出かけてきました。
向かったのは、愛知県知多市東部にある佐布里池。

佐布里池は、名古屋南部臨海工業地帯に工業用水を供給する調整池。
その北東部分に面した「佐布里緑と花のふれあい公園」周辺には
25種類約4600本のウメが植えられており、
愛知県一の梅林として、人気を呼んでいます。

同園では3月10日(日)まで梅まつりを開催中ですが、
3月3日(日)の時点ではまだ三分咲きぐらい。
知多市商工観光課の方のお話によると、
開花が遅れた昨年よりも今年はさらに遅れているとのことでした。
ただ、今週中盤から気温が高くなると週間予報が出ていますので、 
週末に向けて一気に開花が進みそうです。

園内は広く小高い丘もあるので、散策はぜひ運動用の靴で。
場所や品種によって開花状況が異なるので、
くまなく歩き回ってみると楽しいですよ。

↓ふれあい広場周辺のウメはまだつぼみが固かったのですが…

少し歩くと、燃え立つように咲き誇る紅梅があったり、

かわいらしいピンク色の八重紅梅に出会ったり。

↓こちらは、モモにウメを接ぎ木して作られたご当地品種「佐布里梅」。
薄紅色の中輪の花がかわいらしいですね。

↓白梅の人気品種「白加賀」。

↓同じく「青軸」。
同じ白梅でも、ガクやおしべ、枝の色合いでずいぶん印象が違います。

ふと足元に目をやれば、ナズナやホトケノザ、
タンポポ、オオイヌノフグリといった野の花も顔を出しています。

強い風に体が冷えたので、鑑賞温室で一休み。
室内はほんわかと暖かく、明るい彩りの花たちが
一気に春の気分を取り戻させてくれました。

公園内にはほかに、
レストランなどが入っている「梅の館」や
鑑賞温室、ふれあい広場などがあり、
見晴らしの丘を登ると愛知用水神社や冒険の森もあって、
大人から子どもまで楽しめる総合公園になっています。
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【立ち寄り所1】…「水の生活館」

公園の南側出口から梅の並木道を歩いて、約15分。
池沿いに1キロほど西へ行ったところにがあります。
愛知県の水資源や、水不足との闘いの歴史がわかりやすく展示してあり、
意外と(!?)見応えがあり、お薦め。〈入場無料、月曜定休〉
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【立ち寄り所2】…「篠保呂の大梅」

公園北側駐車上から約2キロ西へ。
中部中学校の北側にある樹齢100年近い白加賀の大木。
高さ約6.2メートル、根元から二またに分かれている枝張りは約12メートル。
のびのびと広がった見事な枝振りは一見の価値有り。花も咲きます。
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取材日:2013年3月3日

DATA

佐布里緑と花のふれあい公園

知多市佐布里台3-101
TEL: 0562-54-2911

2013年梅まつり

期間: 2月16日(土)~3月10日(日)
期間中の毎日: うまいもんコーナー、朝市など
期間中の土日: 母ちゃん朝市、写生大会ほか、コンサートや踊りなど

交通アクセス

○公共交通機関
名鉄常滑線「朝倉」駅から知多バスで「梅の館口」下車、徒歩約5分。
同「朝倉」駅からコミュニティバス「梅の館」下車(本数少ないので注意)。
○車
知多半島道路・阿久比ICから西へ進み、「深田脇」を右折後、「梅が丘2丁目」を右折(約15分)。

取材担当プロフィール

まころーど
名古屋生まれ、名古屋育ち。
季節の移り変わりを観察するのが大好きなアラフィフ世代。新聞記事制作や、出版社にてガイド本等の制作経験あり。
現在は、旅や町ネタに関する記事を執筆しています。観光や販促のお手伝いも。

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