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コラム 花紀行

愛知県東海市「大池公園」のウメ

愛知県東海市「大池公園」のウメ

朝夕はまだ上着が手放せませんが、
日中はずいぶん暖かくなってきました。

そろそろウメが見ごろになってきているのではと思い、
東海市の「大池公園」を訪ねました。

↑東海市役所に隣接した大池公園は、
 広さ約24万8000平方メートル。
 アメーバーのような形をした大田大池を中心に、
 野球場やテニスコート、多目的広場、小動物園などが点在し、
 四季折々の花や緑を楽しみながらの散策が楽しい公園です。

↑園内北側に広がる「梅林の丘」。
 赤や白、桃色の色とりどりのウメが
 13品種、約300本植栽されています。

↑マツとウメ。
 池の南東側には「竹のある丘」もあり、
 今なら園内で松竹梅を楽しむことができます。

↑白の八重咲き。
 公園スタッフの方によると、
 全体ではまだ2~3割の咲き具合とのことでしたが、
 場所や品種によっては、満開に近い木もあって、
 結構、見応えがありました。

↑白の一重咲き。
 赤いガクの色が目立ちます。

↑これも白の一重咲きですが、
 ガクの色が緑色なので、
 一つ前のウメとはずいぶん印象が違います。

↑ウメのつぼみたち。
 左側は紅梅のつぼみで、
 右側は白梅のつぼみです。

ガクの色が目立つつぼみの段階では、
咲いた時の花びらが赤色になるのか白色になるのか、
わかりづらいですね。

↑濃いピンクの一重咲き。
 色も鮮やかで、
 いかにも「ウメ」という花の形です。

↑さらに濃い紅色の八重咲き。
 りんとしたたたずまいが、気品さえ感じさせますね。
 

↑淡い桃色の一重咲き。
 同じ枝に並んで「ポッ」「ポッ」「ポッ」と
 順番に咲いている感じがかわいらしい。
 

↑ピンクの八重咲き。
 花びらがふんわりとやわらかそうです。

↑少し濃いめのピンクの一重咲き。
 小さなまん丸のお椀を5つずつ付けたような
 花の形がかわいらしいですね。
 着物の柄のデザインにありそう。

↑シダレウメも、結構見ごろになっていましたよ。

↑ピンクの八重咲きのシダレウメ。
 つい上を向いたまま、口を開けて見とれてしまいますね。

↑淡い桃色の八重咲きのシダレウメ。
 降り注ぐ枝の下に立っていると、
 時折、風に乗ってふわっとウメの花のいい香りがして、
 立ち去りがたい気分になります。
 (シートを敷いて、のんびりお花見しているカップルもいましたよ!)

↑白の八重咲きのシダレウメ。
 枝が細長く、下の方まで垂れている上に、
 まだつぼみが多いということもあり、
 「枝垂れ感」満載です。

「桜切る馬鹿 梅切らぬ馬鹿」といわれますが、
ここのウメたちはのびのびと育っている割に、
しっかりと剪定がしてあって、
花が喜んで咲いているように見えました。

↑足元を見れば、
 オオイヌノフグリ(左)や、ハコベ(右)の花が。
 春の到来を実感させてもらいました。

「梅林の丘」はそこそこアップダウンがあるので、
歩きやすい靴で来た方が楽しめます。

池の周囲に巡らされたウォーキングコース
(内回り約1.6キロ、外回り約1.9キロ)は、
木に囲まれた心地良い道ですので、
ウォーキングもお薦めですよ。

取材日:2019年2月23日

DATA

大池公園

愛知県東海市中央町3-1
TEL:052-604-2034(東海市公園管理事務所)

交通アクセス

○公共交通機関
名鉄知多線「太田川」駅から知多乗合(知多バス)「荒尾住宅」行きなどに乗り、「大池公園」下車すぐ。
○車
西知多産業道路・加家ICから東へ約1.5km。
※無料駐車場あり。

取材担当プロフィール

まころーど
名古屋生まれ、名古屋育ち。
季節の移り変わりを観察するのが大好きなアラフィフ世代。新聞記事制作や、出版社にてガイド本等の制作経験あり。
現在は、旅や町ネタに関する記事を執筆しています。観光や販促のお手伝いも。