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ワシントン 大手の顔 曇らす眼鏡

2010年04月12日

 ワシントンのホワイトハウス近くにある眼鏡チェーン店。検眼の後、店の眼科医がぼやいた。「こうやって検査をしても、うちの店で眼鏡を買ってくれないんだよね」

 “レンズ付き2本49ドル”“1本買うと、もう1本は無料”。高級ブランドを中心にフレームだけで100ドルを超える商品が並ぶなか、破格のセールをしても、大半の客が検眼だけで帰ってしまう。

 理由は、眼鏡のインターネット販売だ。眼科医の処方せん通りにレンズの度数や瞳孔の間の距離などを入力すれば、最も安い場合だと8ドル(約720円)で作ってくれる店もある。縁なしフレームや度付きサングラスも注文できる。何本注文しても送料4.95ドル(約450円)で約2週間後に送ってくれる。

 実際に作ってみたが支障はまったくない。これでは、大型チェーン店といえども太刀打ちできないはずだ。検眼後、店内でフレームを選ぶ客はやはりいなかった。 (古川雅和)

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