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韓国・旌善 賭けにはまる国民性

2017年09月26日

 「韓国人と日本人、中国人はカジノはやめたほうがいい」。韓国北東部の山あい、江原道旌善(カンウォンドチョンソン)にある「江原ランド」は、国内で韓国人が入れる唯一のカジノ。そこで働くある男性は、各地のカジノでさまざまな国の人が賭けに興じる姿を見てきて、そう実感したという。

 江原ランドのカジノの客は年300万人に上り、韓国人客が99%を占める。訪れた日のカジノは深夜にもかかわらず、異様な熱気に包まれていた。カードゲームのテーブルに人垣ができ、居眠りしつつもスロットマシンの前から離れない高齢男性、おなかの大きな女性-。老若男女がギャンブルに夢中だった。

 2000年の開設後、財産を使い果たすなどし、カジノ施設内で自殺した人だけでも約50人。月15日以内などの入場制限をしていても、ギャンブル依存症に陥る人は後を絶たない。

 以前に行ったマカオのカジノでは、中国人の熱気に圧倒されてしまった。今回は、自分もはまりそうでやめた。日本ではカジノ解禁に伴う法規制の議論が進むが、すでにパチンコや公営ギャンブルがらみの悲劇は社会問題だ。国民性も考えた議論が必要なようだ。 (境田未緒)

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