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【滋賀】「スノーシュー」ツアー人気 余呉湖一周7キロ企画

ジャンル・エリア : スポーツ | 自然 | 近畿  2018年02月06日

スノーシューをはいて、雪を踏み締めながら余呉湖畔を散策する参加者たち=長浜市余呉町で

スノーシューをはいて、雪を踏み締めながら余呉湖畔を散策する参加者たち=長浜市余呉町で

 洋式のかんじき「スノーシュー」をはいて、雪に覆われた自然の中を散策する冬場のツアーが長浜市余呉地区で人気を呼んでいる。雪を観光資源ととらえた奥びわ湖観光ボランティアガイド協会が企画。4日にも、近畿一円から訪れた約30人が余呉湖畔で雪の感触を楽しんだ。

 参加者は、底に滑り止めの爪が付いたスノーシューを装着し、ストックを手に出発。ザック、ザックと、道路脇や田んぼの残雪を踏み締めながら、余呉湖一周7キロの行程を進んだ。

 この日は晴れ間が広がり、雪化粧した湖畔を一望できる好コンディション。初めて体験した奈良県香芝市の女性(66)は「雪がふかふかして、気持ちいい。積雪が少ない地元では、体験できない」と話した。

 余呉地区は近畿地方唯一の特別豪雪地帯。スノーシューのツアーは、協会がそんな雪を逆手に取り、装備を貸し出して5年ほど前から続けている。

 異なるコースで一冬に3回ほど企画し、JR西日本のハイキング冊子で宣伝。今年は「賤ケ岳」と「奥びわ湖・山門水源の森」の2つのツアーが残るが、いずれも定員50人は予約でいっぱい。キャンセル待ち状態だ。

 会長の村上宣雄さん(76)は「技術が必要なスキーやスノーボードと違い、誰でも手軽に雪と戯れることができるのが魅力。都会の人に人気が高い」と話す。今後は、いつでも楽しんでもらえるように、余呉湖ビジターセンター内での貸し出しも計画している。

 余呉地区では、体験型宿泊施設の「ウッディパル余呉」も中学生以上を対象に予約制で貸し出している。18日には菅山寺へのハイキングがあり、参加を呼び掛けている。

 (問)奥びわ湖観光ボランティアガイド協会=090(3279)6563、ウッディパル余呉=0749(86)4145

 (渡辺大地)