ジャンル・エリア : 展示 | 水族館 | 生き物 | 石川 2018年04月26日
七尾市ののとじま水族館で、建物の壁などにコンピューターグラフィックスを映す「プロジェクションマッピング」を備える新しい水槽が完成し、25日に報道関係者と地元保育園児を招いた内見会があった。一般公開は27日午前11時半から。
水槽の名前は「のと海遊回廊」。外周約40メートルの八角形で、カンパチやマアジなど20種類の能登の魚を観賞でき、周りの通路の天井と床には、輝くクラゲや色鮮やかな魚が泳ぐ幻想的な映像が映し出されている。
映像を見た園児は、跳びはねたり追いかけたりして大喜びしていた。同館によると、プロジェクションマッピングを常時投影する水族館は国内で2館目。
水槽には、奥行き1~2メートル、高さ約2メートルの「観察ドーム」が2カ所あり、間近で魚の様子が見られる。
1982年の開館当時からあった回遊水槽が老朽化したため、昨年5月から約7億円をかけてリニューアルした。
学芸員の加藤雅文さんは「魚だけでなく、水槽の形状や映像など、いろんな角度から楽しんで」と話した。 (中川紘希)