ジャンル・エリア : 展示 | 生き物 | 近畿 2018年05月11日
草津市の写真家杉立好正さん(51)の写真展「鳥景2」が、大津市黒津のウォーターステーション琵琶で開かれている。毎冬シベリアから飛来するコハクチョウの撮影パネルが並び、訪れた人を楽しませている。26日まで。
写真はどれも今年1~2月に撮影。毎日午前4時に家を出て、2000枚撮影する日程を2週間近く続けたといい、約1万5000枚の中から28枚を厳選した。
羽を広げて向き合う幼鳥や、互いの首を絡ませてハートを作る「ラブリング」の様子など、「一瞬」を切り取った写真ばかり。「見つめ合う幼鳥は、お相撲さんが土俵入りして見合っているようだ」など、詩的な説明文も魅力だ。
「コハクチョウが訪れる自然環境を残したい、と思ってもらいたい」と杉立さん。湖岸で桜を撮影している時に、杉立さんと知り合ったという中国人男性(31)は「中国にはこんな風景がないので、美しい」と話していた。
(高田みのり)