ジャンル・エリア : 展示 | 水族館 | 生き物 | 福井 2021年07月27日
毒を持つ海の生物を集めた夏の企画展「海に潜む危険な生物展~かなり危ない奴ら~」が、越前町厨の越前がにミュージアムで開かれている。身近に見られるクラゲから、猛毒を持つタコまで危険な生物の生態を紹介している。8月30日まで。
ミズクラゲやサカサクラゲ、ブルーリングオクトパス、ミノカサゴなど7種類を展示し、危険度を1~5の星の数で表現している。
熱帯の海域に生息する小型のタコ「ブルーリングオクトパス」は、唾液にフグと同じ猛毒を含み、危険度は最も高い星5つ。身の危険を感じたり、興奮したりすると体の表面のリング模様が青色に発色し、その様子も観察できる。
危険度が星4つのミノカサゴは、美しい長いひれを大きく広げて優雅に泳ぐ姿とは裏腹に、背びれに強力な毒を持つ。刺されると軽い痛みと強いかゆみに襲われる「サカサクラゲ」は、ひっくり返ったような姿がユニーク。訪れた人たちは、展示を通して海の生物の不思議な世界に触れている。
会期中は無休で、午前9時~午後5時(最終受け付けは午後4時半まで)。入館料は大人(中学生以上)500円、小人(3歳から小学生)は300円。
(清兼千鶴)