ジャンル・エリア : 動物 | 岐阜 2022年07月04日
競馬で活躍した名馬「オグリキャップ」の絵馬掛けが3日、デビューした笠松町の笠松競馬場に設置された。オグリキャップがデザインされた絵馬を飾ることができ、レース的中の願掛けや、競馬の盛り上げにも期待がかかる。
設置したのは、オグリキャップの初代馬主だった故小栗孝一さんの長女江島勝代さん(63)=岐阜市=と、小栗さん家族と親交のある海津市の酒店経営の舘徹さん(62)。絵馬掛けは木製で、正門の左にあるオグリキャップ像の脇に置いた。
舘さんらは、4月の「オグリキャップ記念」のレース日などに、場内でオグリキャップのグッズを販売。絵馬も販売し、仮設の絵馬掛けを置いていた。
今年は2010年に死んだオグリキャップの十三回忌で3日は命日にあたる。名馬を多くの人の記憶にとどめてほしいとの思いから、常設の絵馬掛けを置くことを計画し、県地方競馬組合の許可を得た。
舘さんは「若い人にも競馬場に来てオグリキャップを忘れないでほしい」、江島さんは「オグリキャップの雄姿を知らない世代もいる中、覚えている人との結び付きができれば」と話している。
絵馬は名鉄笠松駅構内の「ふらっと笠松」で、1枚900~1000円で販売している。(安福晋一郎)