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コラム 花紀行

愛知県江南市「フラワーパーク」のヒマワリ

愛知県江南市「フラワーパーク」のヒマワリ

今年の梅雨明けは、
昨年より17日、平年より7日遅く、
小中学生が夏休みに入ってから約1週間後でした。

その後はうだるような暑さが続いており、
気象庁の発表によると、
この8月の気温は平年よりかなり高くなると予測されています。

暑さにくじけないよう、見て元気になれる花を求めて、
江南市にあるフラワーパーク江南(江南花卉〔かき〕園芸公園)
を訪ねてきました。

↑フラワーパーク江南(江南花卉園芸公園)入り口。

奥に見えるのはクリスタルフラワーという建物。

休憩所やワークショップ室、展示コーナーがあり、
地上15メートルの屋上庭園からは四方の町並みや木曽川が見渡せます。
気象条件がよければ、
伊吹山やアルプスの山々まで見ることができるようですよ。

園内の地図や花情報が載ったリーフレットが置いてあり、
日傘の貸し出し(無料)もしているので、
まずはここに立ち寄ることをお薦めします。

↑クリスタルフラワーから西へ向かうと、見えてくる花畑。

↑「夏の花畑」案内板。
 色や高さの違う花ごとに5列で構成されています。

↑「夏の花畑」を前から見たところ。
 きれいなラインになっています。

↑前から2列目のスプレーヒマワリ「風炎」。
 ひざ上丈で、可愛らしいサイズ。
 きゃぴきゃぴと、にぎやかな雰囲気です。

↑左から、
 1列目のアンゲロニア(ゴマノハグサ科)パープル系2種、
 3列目のケイトウ「セロシアホルン」、
 4列目のサルビア「ボンファイヤー」。
 (3列目のケイトウの丈が高くなり過ぎて、
  前から見ると、4列目のサルビアがあまりよく見えませんが)

↑「夏の花畑」を後ろから見たところ。
 高性ヒマワリ3種が植わっています。
 たくさんの人がこちらに向かって
 話しかけているみたいにも見えますね。

↑高性ヒマワリ「フレッシュオレンジ」。
 3種の中で一番早く咲き始めたようで、
 すでに種になりかけているものも結構ありました。

↑「フレッシュオレンジ」の
 管状花が少しずつ落ちて、種が見え始めているもの。

↑高性ヒマワリ「レモンオーラ」。
 爽やかなレモンイエローの八重咲きヒマワリ。
 凛としていて、
 見ていると「自分も頑張ろう」っていう気になります(笑)。
 

↑高性ヒマワリ「ダブルクリック」。
 3種の中では、この品種がちょうど盛りでした。
 まるで太陽のようにも見えますね。

↑「ダブルクリック」の咲き終わり。
 顔中が毛むくじゃらのおじいさんみたいですね。
 ヒマワリの花は外側から順に咲き始めますが、
 終わるのも外側から順番なんだと実感。

ヒマワリたちを堪能したところで、
同園の夏の名物になりつつある
「熱帯性スイレン展」を見に、
さらに西へ歩を進めて、
「空の庭」にある「反射池」へ。

↑涼しげなコキア越しに見た反射池。
 池の周りに並べられた大きな水鉢には、
 色とりどりの熱帯性スイレンが約30品種も。

↑紫やクリーム色、ツートンカラー、ピンクと、
 繊細で美しい熱帯性スイレン。

 鉢ごとに品種名や説明があるので、
 ただ見るだけでなく、勉強にもなります。

ほかにも、
園内を周遊する散策路沿いには
さまざまな美しい花が咲いていました。

↑左上から時計回りに、
 鮮やかなピンクが印象的な「タイタンビカス」、
 濃い青が涼しげな「サルビア・ガラニチカ(メドーセージ)」、
 カシワバアジサイによく似ている「ノリウツギ(バニラフレーズ)」、
 ちょっとお疲れ気味の「ベルガモット」(多分)。

↑左上から時計回りに、
 ぽんぽんにふくらんだ「キキョウ」のつぼみ、
 かわいらしい「フロックス」(ハナシノブ科)、
 美しく咲いた「ダリヤ」、
 水辺に咲いていた涼しげな「ナツズイセン」。

↑散策路沿いに咲く白とピンクのサルスベリ。

↑散策路には木陰やベンチもあって、
 炎天下の昼下がりでしたが、
 散策する人の姿をちらほらと見かけましたよ。

とはいえ、とても暑いので、
散策の際は、必ず飲み物持参で、
帽子をかぶるか、日傘を差さないと危険だな、とも感じました。
(最初の方でも記しましたが、日傘は、
 入り口近くのクリスタルフラワーで無料で貸し出しています)

暑さに負けず、
健気に色とりどりの花を咲かせている植物たちに尊敬の念を抱き、
元気をもらった夏の午後でした。

取材日:2019年8月2日

DATA

フラワーパーク江南

愛知県江南市小杁町一色
TEL:0587-57-2240
開園:午前9時半~午後5時(12~2月は午後4時半まで)
※入園無料
定休日:毎月第2月曜(祝日の場合は翌日、8月は第4月曜)、12月31日、1月1日

交通アクセス

○公共交通機関
名鉄犬山線「江南駅」から名鉄バス・江南団地線「江南厚生病院」行きに乗り、「音楽寺」停下車、北へ徒歩約10分。
○車
東海北陸自動車道・「一宮・木曽川IC」から北東へ約8km。
※無料駐車場有り。

取材担当プロフィール

まころーど
名古屋生まれ、名古屋育ち。
季節の移り変わりを観察するのが大好きなアラフィフ世代。新聞記事制作や、出版社にてガイド本等の制作経験あり。
現在は、旅や町ネタに関する記事を執筆しています。観光や販促のお手伝いも。