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コラム 花紀行

愛知県江南市「フラワーパーク」のシクラメン

愛知県江南市「フラワーパーク」のシクラメン

気象庁のデータによると、
昨年12月の平均気温は平年より1.8℃、
今年に入ってからの2週間は2℃以上高いそうで、
暖かい「寒中」(1月上旬~2月上旬)を迎えています。

それでもやはり、冬は冬なので、
この時期ならではの美しさを探しに、
江南市にあるフラワーパーク江南(江南花卉〔かき〕園芸公園)
を訪ねてきました。

↑フラワーパーク江南(江南花卉園芸公園)入り口。

冬らしく、
葉の落ちた木々が出迎えてくれました。
よく見ると、赤い布が取り付けてあります。

その理由を公園のスタッフに伺うと、
葉っぱがなくても寂しく見えないようにと、
一般の参加希望者と一緒に取り付けたのだそう。

ちょっと優しい気分になりました。

そして、
メイン花壇周辺には、
早春の彩りにあふれた植栽が。

↑えっ、もうチューリップが咲いてる?
 と驚きましたが、
 これは「アイスチューリップ」といって、
 冬に咲くように調整されている種類なのだそうです。

↑冬の花「シクラメン」のハンギングバスケット。

↑早春らしい花やつぼみたちの姿。

 時計回りに、
 ロウバイ、ウメ(南高)、ストック(一重咲き)、コブシ。

 ロウバイやストックが咲いている周辺には
 甘い香りが漂っていて、
 思わず深呼吸しちゃいました。
 

↑風の庭と香りの庭の間の花壇。
 これがちょっと珍しくて…。

↑なんと、地植えされたシクラメンです。
 シクラメンは鉢植えのイメージが強く、
 地植え状態の花壇を見かけることはほとんどありません。

 これらは、
 「大輪系ランドスケープシクラメン」という修景用の新品種。
 約150メートルにわたって400株が植栽されています。

 これだけの規模での地植えシクラメンの花壇というのは、
 同園でも今シーズンが初めての試みだそうで、
 3月下旬ごろまで楽しめるのではないかということでした。

↑鉢植えと比べると、
 地植えには素朴さや力強さを感じ、
 花もたくましく見えます。

↑燃え立つ炎のような花たち。
 シクラメンの和名「カガリビバナ(篝火花)」を
 体現しているかのようです。

↑つぼみのころから既に下を向いて、
 お日様から顔を背けるようにして花開いていき…。

↑最終的には、くりんと花びらを反り返します。

写真では色の違いがわかりにくいですが…。
目視では6色の花を確認できました。
 

↑左から、淡いピンク、濃いピンク、真紅。

↑左から紫、白、えび茶。

 よく見ていると、
 花の色と葉の色が連動していることに気づきました。
 いろいろと小さな発見があることも、
 花を観賞する際の楽しみの一つです。

↑シクラメンの間にちょこちょこと、
 何かの芽が顔を出していました。

 これらは青色系のヒヤシンスだそうです。
 もう少しして咲きそろったら、
 さぞきれいでしょうね。

地植えのシクラメンを堪能したら、
その足で園内一周へ。

↑カラーボーダー花壇では、
 色とりどりのストック(八重咲き)や
 アイスチューリップたちが花盛り。

 まるでもう春のような華やかさです。

↑反射池の西側にわずかに咲き残っていた
 「ヘデリフォリウム」という原種シクラメンの一種。
 こちらも地植えだからか、野の花の雰囲気があります。

↑南側の散策路沿いは、冬らしい景色が広がっていました。
 養生中の花壇と、葉の落ちた立木。

↑クロガネモチとセンダン。
 赤い実と白い実が、青い空に映えていました。

↑園内北東部にある「スイセン見本園」(上)と、
 同南部にある「ニホンスイセン」花壇(下)。

 スイセン見本園には15品種のスイセンが植えられていて、
 3月下旬から4月上旬にかけて見ごろを迎える予定だそうです。
 (今は、まだ芽も見当たりません…)

 ニホンスイセンの方は、
 葉が青々と茂り、
 まだ開花していませんでしたが、
 包葉に包まれたつぼみをいくつか見つけましたので、
 もうすぐ咲くでしょう。

自然の花、人の工夫と労力によって美しく咲いている花…。
冬だというのに、いろいろな花たちを見られて、
心癒やされる昼下がりとなりました。

つい家に閉じこもりがちなこの季節。
晴れた日には、花を見に出かけることをお薦めします。

取材日:2020年1月11日

DATA

フラワーパーク江南

愛知県江南市小杁町一色
TEL:0587-57-2240
開園:午前9時半~午後5時(12~2月は午後4時半まで)
※入園無料
定休日:毎月第2月曜(祝日の場合は翌日、8月は第4月曜)12月31日、1月1日

交通アクセス

○公共交通機関
名鉄犬山線「江南駅」から名鉄バス・江南団地線「江南厚生病院」行きに乗り、「音楽寺」停下車、北へ徒歩約10分。
○車
東海北陸自動車道・「一宮・木曽川IC」から北東へ約8km。
※無料駐車場有り。

取材担当プロフィール

まころーど
名古屋生まれ、名古屋育ち。
季節の移り変わりを観察するのが大好きなアラフィフ世代。新聞記事制作や、出版社にてガイド本等の制作経験あり。
現在は、旅や町ネタに関する記事を執筆しています。観光や販促のお手伝いも。

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