12月の平均気温としては、
平年値の2℃近くも温かい年の瀬。
温かいけど、12月は12月。。。
咲いている花を探すのが難しい時期だけど、
花期の長いサザンカは咲いているだろうと、
愛知県豊田市の愛知県緑化センターへ。
↑自然林や幹線道路を含んだ総面積は、48.2ヘクタール。
様々な展示林や、芝生園、日本庭園等があり、
それぞれテーマを持ったゾーンごとに趣が異なります。
↑まだまだ紅葉もきれいです。
↑いました、いました!
花木展示林のサザンカたち。
この辺りは、まだまだつぼみが多いですね。
↑ちょっと歩いたところには、
ほぼ満開になっている一角も。
同じ園内でも、
日当りや風当たりが違うだけで、
ずいぶん咲き具合が変わってくるものですね。
↑赤いサザンカと、淡いピンクのサザンカ。
↑こちらは、赤いサザンカと、白いサザンカ。
↑白いサザンカ。
花びらの枚数が非常に多い上に、
ピンクから白のグラデーションになっていて、
優美な雰囲気を漂わせています。
↑淡いピンクのサザンカ。
ほぼ一重咲きです。
素朴で、かれんなたたずまいです。
↑赤いサザンカ。
生け垣などで見かける、ごく一般的なものですね。
オシベが弁化するケースも多く、
花びらの枚数は定まっていません。
↑こちらはカンツバキ(寒椿)。
サザンカとツバキの交雑種とされていますが、
一般的なサザンカやツバキより
かなり小ぶりでかわいらしい雰囲気です。
↑サザンカのつぼみたち。
最初に被っていた皮を
少しずつ脱いでいく様子がよくわかります。
↑サザンカの咲きかけの花たち。
花びらが少しずつ広がっていきます。
真上から見ると、バラのようにも見えますね。
ほかにも園内には、
季節を先取りした花や、
前の季節の咲き残りの花が
ひっそりと咲いていました。
↑ツバキたち。
まだまだ咲いている花の数は少ないですが、
平成の小径や花木展示林で。
↑チャノキ(左)と、ヒイラギ(右)。
どちらも、花は初めて見ました。
チャノキの花は思っていたよりも小さくて、
直径2センチくらいかな。
とってもかわいらしく、
ほとんど葉っぱの陰に隠れて下向きに咲いていたので、
見つけにくい花でした。
ヒイラギといえば、
クリスマスのイメージでしたが、
この時期に花が咲くのですね。
とってもかわいらしい花でした。
↑季節外れのツツジの花たち。
事前にスタッフの方に、
ツツジの狂い咲きがあちこちで見られるよ
と聞いていたので、
探しながら歩いていたら、
いろんなところで見られました。
やっぱり、気温が高いからなのかなあ。
↑ツワブキ(左)と、タカサゴユリ(?、右)。
ツワブキはわかるとして、
ユリが咲いていたのには驚きました。
思わず「大丈夫?地球」と独り言。
↑こちらは、
緑化相談コーナー近くに咲いていた四季桜。
樹高が5~6メートルぐらいありそうな大きな木です。
ちょうど見ごろでした。
12月は花が少ない時期ですが、
前の季節からの咲き残りや、
あわてんぼうの花たちを見つける醍醐味があります。
寒い時期は、
外出がおっくうになりがちですが、
温かい装備で自然の中を歩くのも気持ちがいいですね。
取材日:2019年12月14日
愛知県緑化センター
愛知県豊田市西中山町猿田21-1
TEL:0565-76-2106
※午前9時~午後5時開園、入園無料。毎週月曜と年末年始休園。
交通アクセス
○公共交通機関
名鉄三河線「豊田市」駅東口から、とよたおいでんバスに乗って(約33分)、「緑化センター」下車すぐ。
○車
猿投グリーンロード・中山ICから南東へ約2km。
※無料駐車場有り。
- まころーど
- 名古屋生まれ、名古屋育ち。
季節の移り変わりを観察するのが大好きなアラフィフ世代。新聞記事制作や、出版社にてガイド本等の制作経験あり。
現在は、旅や町ネタに関する記事を執筆しています。観光や販促のお手伝いも。