2011年02月11日
世界中の金融機関が中国拠点を置く上海の浦東地区。50階を超す高層ビルが林立し、中国沿海部の勢いを肌で感じる場所でもあるが、そこに、ちょっと変わった「世界一」のものがある。
101階建て、高さ492メートルの「上海環球金融中心」。最上階の展望台と、ビルに入るホテルのスイートルームが高さ世界一。だが、ユニークなのは展望台にあるトイレだ。「世界一高い」とギネスブックに認定されている。
ただ高いだけではない。広々とした窓から上海市内が望め、窓際で用を足す際の爽快感は、それこそ世界で最高なのだという。
試してみた。窓際の便器前に立って地上を見下ろすと、車が米粒ほどの大きさで、人はもはや確認することも難しい。絶景に見とれるうち、気が付けばコトは終わっていた。
運営する森ビルによると、女子トイレも窓際の個室は外側がシースルーで、爽快感を楽しむことができるそうだ。(今村太郎)