2015年12月07日
日に日に日が短くなっている秋のロンドン。ぐっと冷え込み寒さが身に染みる日もある季節になったが、日差しの強さは相変わらずだ。特に日が西に傾く夕方は、西日が直接目に飛び込んでくるため、まぶしさは半端ではない。この時期もサングラスは必需品である。
数日前、その必需品のレンズが外れていることに気付いた。緊急事態である。早速、サングラスを扱っている店に持ち込んで修理を依頼した。ところが、対応してくれた店員は「ここでは修理はできない」と素っ気ない。「メーカーに持って行け」と突き返された。
3カ月ほど前、この店には同じサングラスを持ち込み、外れたレンズをはめ直してもらったばかり。恐らく、あたった店員が悪かったのだろうと、翌日も同じ店に持ち込んでみると、案の定、前日とは違う店員が5分ほどで直してくれた。
知人によると、対応は店員次第というのはよくあることらしい。いちいち気にしないということも、この国で暮らすには必要なようだ。かくして、直してもらった必需品は今、その役割を十分果たしている。 (岩佐和也)