2019年04月26日
首都ワシントンの道路は穴だらけで、世界一の経済大国の中心都市にしては状態が良いとは言い難い。運転中は目線を落とし、突然の落とし穴に気を付けながら走る癖が付いたほどだ。
深さ20センチほどの大きな穴が開いていることも珍しくなく、うっかりはまってタイヤがパンクしたこともある。今年のような寒さが厳しい冬には、アスファルトに染み込んだ雪解け水が凍結して膨張。そこに隙間ができることで、路面が陥没、破損して至る所に穴が目立つ。
何とかならないものかと知人に愚痴ったら、首都の交通局に電話やインターネットで通報すれば、原則として3日以内に補修する仕組みがあると教えてくれた。早速、地図上で場所を指定して送信したら、すぐに受け付け確認メールが届いた。
数日後、補修状況をネットで確認したところ、地図上では問題なしという青色の表示になったが、でこぼこ道には工事した形跡がない。
他の人たちも同じ場所をネットで通報しているが、青色が表示されるだけで、ちょっとやそっとの穴では、補修の対象にすらならないようだ。悪路の原因がよく分かった。 (後藤孝好)