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モスクワ もし冷夏に止まったら

2019年10月07日

 モスクワも今年は冷夏である。7月に入ってから朝晩は気温1ケタ台を記録することもあり、街でダウンジャケットを着て歩いている人さえ見かける。5、6月は30度以上の暑さで、早めに引っ張り出した半袖シャツも出番がなくなった。

 もともとロシアの夏は短いだけに、ヤキモキする気持ちは強い。ロシア人の知人と話していても、まずは「夏はいつ戻ってくるのか」と天気の話になる。

 一方、6月の気温が高くて良かったと思うことが一つ。ロシアでは初夏のその時期に、冬の集中暖房の配管点検のため、しばらくお湯が出なくなる。今年もわが家のある地区は6月中旬、お湯が10日間止まった。

 湯沸かし器もあるが、タンクが小さく、シャワーを急いでも終わりがけには水になることも。お湯を止めるのは真夏にすればいいのにと思っていたが、今年はむしろ助かった。

 そもそも、10日もお湯を止めなくても、作業ができないのかと思うが、ロシア人に聞くと「昔は1カ月ぐらい止まっていたから。今は楽になった」との声も。乱高下する気温への対応とともに、柔軟な考え方が必要なようである。 (栗田晃)

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