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ワシントン がっくりからの歓喜

2020年04月03日

 ワシントンには、米四大プロスポーツ(アメリカンフットボール、野球、バスケットボール、アイスホッケー)のチームが全てそろっている。バスケット(NBA)のウィザーズには今年、八村塁選手が入団。NBAで本格的に活躍する日本人選手は初めてで、ホーム開幕戦を取材するためスタジアムを訪れた。

 この試合で八村選手はプロ初の3点シュートを決めるなど活躍し、日本人初の1試合20点超えも記録。だがチームは残り4分で11点リードしながら、最後に逆転負け。会場に詰め掛けたファンはショックで頭を抱え、がっくりと肩を落とした。

 その時だった。スタジアムの大型スクリーンの画面に、同じ時間に行われていた大リーグ・ワールドシリーズ第7戦を戦う地元ナショナルズの試合が映し出された。即席のパブリックビューイングで終盤の逆転劇とシリーズ制覇を見届けると、会場は一転して歓喜に包まれた。

 ワシントンのチームが大リーグで優勝するのは実に95年ぶりの快挙。会場の粋な計らいもあって歴史的な場面を次々と目撃し、市民とともにスポーツの街の醍醐味(だいごみ)を味わうことができた夜だった。 (金杉貴雄)

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