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ソウル 運転の荒さに冷や汗

2020年06月27日

 韓国のタクシー料金は日本に比べて手ごろだ。例えば、成田空港から東京都心まで約70キロの距離で2万円ほどかかるのに対し、仁川(インチョン)国際空港からソウル中心部まで約50キロで7万ウォン(約6300円)前後。なぜそんなに安いのか。

 「東京旅行で駅前やホテルで何十台もタクシーが並んで待っていた。運転ものろい。ああいう仕事に、おれたちは我慢できない」。ベテラン個人タクシー運転手の朴(パク)さんは、韓国では街を流して客を多く乗せる薄利多売を好む運転手が多いからと教えてくれた。

 遊園地の絶叫マシンのような急加速やコーナリングを繰り返す朴さんの車に身を任せて冷や汗をかいた。運転の荒さは、路線バスやトラック、乗用車にも感じる。

 昨年発表された経済協力開発機構(OECD)などの統計によると、人口10万人当たりの事故死者は韓国が8.1人で加盟国の中で3番目に多く、日本の3.5人の2.5倍の高確率だった。韓国の交通の便の良さは、スピード重視の国民性のたまものかもしれないが、命と引き換えでは困るなと思った。 (相坂穣)

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