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米マイアミ 機長 遅刻の理由は

2021年08月19日

 出張帰りの米フロリダ州マイアミ国際空港。手続きを済ませ、搭乗口で待っていると放送が流れた。「間もなく搭乗時間でしたが、30分ほど遅れます」。滑走路の混雑や機体整備の延長などで、予定時間が遅れるのは珍しくない。だが、続いた言葉に少し驚いた。「機長の到着次第、機内にご案内します」

 周囲もざわついた。もうすぐフライトなのに、まだ機長が来ていない? 待合席の隣に座っていた男性が「寝坊でもしたのかな」と話し掛けてきた。「マイアミのリゾートで遊びすぎたのかも」と返し、笑い合った。

 結局、「機長の到着次第」をあと2回繰り返し、予定から1時間以上遅れて離陸。いったん飛んでしまえば、機長に何があったんだとの疑問も忘れて眠りに落ちたが、帰宅して偶然見たニュースが、有力な「仮説」を伝えていた。

 新型コロナウイルス禍から立ち直りつつある米国では、急速に旅客が回復。昨年の需要急減で大量の一時解雇をした一部の航空会社は、人手が足らず欠航も起きているという。過密日程に汗をかく機長の姿が目に浮かんだ。「遊びすぎ」などと言ってごめんなさい。 (杉藤貴浩)

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