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【岐阜】春を告げる「若水取り」 養老神社

ジャンル・エリア : まつり | イベント | 岐阜 | 神社・仏閣  2018年03月22日

泉の水をくみ取る高木さん(左)と中川さん=養老町の養老公園で

泉の水をくみ取る高木さん(左)と中川さん=養老町の養老公園で

 養老町の養老公園に春の観光シーズンの幕開けを告げる催し「若水取り」が21日、園内にある養老神社境内の菊水泉であった。

 菊水泉は、元号を「養老」に改元した奈良時代の元正天皇が浴した美泉と伝えられ、水に菊の香りがしたことから命名されたという。朝廷に献水したとの伝承にちなみ、地元の観光協会が1977(昭和52)年から若水取りを行っている。

 あいにくの雨の中、町観光協会や町、県関係者、観光客ら100人が出席。神事の後、親孝行のきこり源丞内(げんじょうない)に扮(ふん)したJAにしみの職員の中川美沙さん(23)と大垣西濃信用金庫職員の高木美里さん(23)が、泉の水をヒョウタンにくみ取り、養老神社に献水した。

 養老公園では同日、「花と緑のまつり」(町観光協会主催、中日新聞社など共催)が開幕。5月31日までで、写生大会(4月29日)やスタンプラリー大会(5月3~6日)などさまざまな催しがある。

 (生田貴士)