ジャンル・エリア : 歴史 | 石川 | 神社・仏閣 | 花 2019年07月25日
弘法大師が植えたと伝えられる、花びらが約3000枚もある珍しいハス「妙蓮(みょうれん)」が、金沢市神宮寺の蓮寺・持明院で見ごろを迎えている。妙蓮は、一つの花に複数つぼみがあり、実をつけずに花のまま枯れるなど、普通のハスとは違った特徴を持つ。住職の吉山宥芳(ゆうほう)さん(55)は「雨上がりや朝露などでぬれると一段ときれいに見える。珍しいハスを見に来てもらえたら」と呼び掛けている。
20度以上の水温で芽を出すが、昨年は大雪の影響もあり、水温が上がらず、一般拝観を中止したため、2年ぶりに一般に公開された。
24日は、毎年撮影に訪れている同市野町の男性(83)が「これまでにないぐらいたくさん咲いている。モモのような色と大きさの花は見応えがある」と話した。
一般拝観は8月12日までで、拝観料は大人300円、小学生100円。拝観時間は午前8時から午後4時半まで。(小川祥)